今でこそ人気を博しているネットオークションだが、日本で始まった当初は「日本に浸透しないのではないか」と思われていた。その大きな理由は次の二つである。1.日本人の多くには「人と競ってまで買う」という方式になじみがなかったこと。2.値段が上がっていくモノを買う習慣が日本人にはないこと。ところが予想に反し、ネットオークションは一気にブレイクした。今までに経験したことのなかった「買い物」方法であったことや、人と競い合うという物珍しさもあったが、出品されている品物のバラエティー感や、価格の値ごろ感などが多くの人々に受け入れられた結果だ。それに伴い、オンラインショッピングやパソコンネットの掲示板にも変化が見え始めている。特に掲示板の場合、ヤフー・オークションが99年9月に始まってからというもの、出品が減ってきているという報告もある。それだけではなく、売りに出しても売れないという状況が続き、値下げを繰り返す出品も目に付き始めているという。「買いたい」と名のりを挙げてくれる人は多いほどいいし、思った以上の値段で売買できるということもあって、掲示板からオークションサイトへ出品場所を変えているのである。