確実に「実績」を出していくには、まず合格する可能性の高い家庭の子どもをとることではないか。両親は、もちろん代々有名私立出身者であればいうことはないし、おじいさまが有力者で多方面にコネが利きそうだともっといい。何よりも親が受験に必死で、何が何でも入れるぞという気迫がなくてはならないし、子どもだってある程度仕込みが利きそうでなければお話にならない。祖父母をふくめた親の経済力のバックアップがあるかどうかも判断しなくてはならない。そんな条件がすべてクリアできて、はじめて「お預かりしましょう」ということになるのだという。謎に包まれているのは、所在や入室方法ばかりではない。月謝やお礼なども明朗会計とは言えない。慶應幼稚舎に合格者が多いと評判のある塾(としか書けないところがつらいのだが)の会長に子どもを連れて挨拶に行き、「それで先生、お月謝はいかほどでしょうか?」と思い切って聞いたら、その場の空気が一瞬凍りついたそうだ。
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